◆ 高温と水が大好き | |
サトイモは、イモ類の中でも高温性の作物として知られています。そのため、早く種イモを植えても、芽が出てくる時期はそれほど変わりません。むしろ、寒さで種イモが腐ってしまうこともあるので、植え付け時期は注意が必要です。 また、乾燥にはとても弱く、野菜の中でも水を好む作物として知られており、水持ちが良い場所に植えるには適した作物といえます。水田転換畑で畦際にサトイモが植えてあるのをよく目にしますが、あれは隣の水田からの漏水でサトイモがよく育つようにという知恵の一つなのです。 |
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◆ サトイモと土寄せ | |
サトイモは、土寄せが不十分で芽の基部が暗くならないと肥大が悪くなる傾向があります。そのため、サトイモ作りでは大切な作業となります。 さらに、サトイモは、土寄せの量が少ないと、子イモの頂芽から強い芽が出て養分を取られ、孫イモの肥大が遅れてしまいます。 そのため、概ね2回程度、土寄せを行うのが一般的です。この時、子イモの頂芽が出てきてることがありますが、その場合は子イモの頂芽を切って除去するか、土寄せの土で押し倒してやります。 |
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知っておきたい病害虫 うどんこ病 |
【症 状】 うどんこ病は、特にキュウリやメロン、カボチャといったウリ科野菜の葉に発生する病気のひとつです。 その名の通り、うどん粉を振りかけたような見た目が特徴的です。 他の多くの病気は雨が多く多湿で発生しやすいのに対し、うどんこ病は湿度が低く乾燥気味の時に発生しやすい傾向があります。 またウリ科野菜での発生が有名なうどんこ病ですが、ナスやサヤエンドウなどでも発生が見られます。 |
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【主な対策】 ●胞子が風によって運ばれて伝染するので、発病した葉は取り除き処分します。 ●発病を確認したら、適時薬剤防除を行いましょう。 【主な登録薬剤】
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ハローいなば2017年6月号9ページより掲載 |
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