秋どれジャガイモ 

 ◆ 種イモは切らずに使う 
 ジャガイモは、元々暑さに強い作物ではありません。特に秋どりのジャガイモでは、定植時期が8月中下旬の暑い時期にあたるため、うまく萌芽せず、種イモが腐ってしまうこともよくあります。
 そのため、秋どりの場合は、できるだけ種イモは切らずに、そのままの状態で植えた方が失敗が少ないです。
 とはいっても、大きなジャガイモを切らずに植えると種イモがもったいないので、50グラム前後の小ぶりなものを利用すると良いでしょう。
 ◆ 株間は春どりよりもやや狭め 
 秋どりのジャガイモは、春どりに対して萌芽してくる芽の数が少ない傾向にあります。そのため、株間を広くしても収量がそれほど取れないばかりか、むしろ巨大なイモになってしまい、商品価値を下げてしまうこともよくあります。
 そのため、秋どりでは春どりよりも株間を狭くして、少し密植気味にします。そうすることで、収量と生育のバランスを取ることができます。
 

知っておきたい病害虫
 マグネシウム欠乏症

【症 状】
 マグネシウム欠乏症は、その名の通り微量要素の1つであるマグネシウムが不足することによって発生する症状です。果菜類でよく発生し、特にナス科野菜でよく目にする症状です。
 症状としては、葉脈と葉脈の間が黄化をしてくる独特な症状が特徴です。また、マグネシウムは、植物体内では比較的転流がしやすく、機能が落ちてきた古い葉から、元気な若い葉や果実に優先的に転流していく性質があります。そのため、下位にある古い葉に発生しやすい傾向もあります。
 マグネシウム欠乏症が起きたからといって、致命的な被害が出ることはあまりありませんが、正常に機能する葉枚数が減ることで、樹勢低下を招くなどして、トータル収量に影響することがあります。
 
【主な対策】
マグネシウム(苦土)を含む肥料や資材を施用する。(例)
  • 苦土石灰
  • 苦土入りセルカ2号
  • 苦土有機入り特A801号
さらにマグネシウム欠乏症が発生しやすい作物を栽培するときは、専用のマグネシウム資材を施用する。
  • 水マグ(遅効性)
  • 硫マグ(速効性)
  • マルチサポート1号/2号
マグネシウム欠乏症が発生したら、マグネシウムを含む葉面散布剤を定期的に散布する。
慢性的に発生するほ場などでは、カルシウムやカリウムとの塩基バランスによって吸収阻害を受けているケースもあるので土壌診断を行い、塩基バランスを整える。

 ※適用内容は品目によって異なりますので、ご確認の上、使用してください。

 ハローいなば2017年8月号7ページより掲載



All Rights Reserved,Copyright(c) JA TOTTORI INABA