カボチャ 



◆ 出来るだけ肥料は抑え目に
 元々、肥料を吸う力が強いカボチャは、どうしても樹勢が強くなり、いわゆる「ツルボケ」になりやすい野菜です。こうなると、葉が大きくなり株が茂りすぎてしまうのはもちろんのこと、場合によっては、着果が悪くなることもあります。
 そのため、カボチャを栽培する場合は、出来るだけ肥料は抑え目にすることが大切です。特に何年も野菜を栽培しているような畑では、無肥料で栽培を始め、樹勢を見ながら追肥でコントロールをした方がよい場合もあるので、多肥には注意をします。
◆ カボチャも親ヅルは摘心した方が良い
 スイカやメロンでは親ヅルを摘心するのに、カボチャでは摘心せずに放任栽培という方が意外と多いかもしれません。確かにカボチャは、他のウリ科野菜と比べると放任でも栽培しやすい作物ですが、枝の管理を適正に行い、一斉に着果・収穫を行うには、摘心する方が良いといえます。
 具体的には、親ヅルを本葉4枚程度で摘心し、子ヅルを3本程度伸ばすのが一般的です。また、最近では畝の中央に定植をして四方八方にツルを伸ばすのではなく、片方に寄せて一方向に揃えてツルを伸ばす方法も普及しています。
◆ 収穫適期と保存
 カボチャの収穫は、品種にもよりますが、概ね開花交配後45~50日程度で行うのが一般的です。もし開花後の日数が分からない時は、果実の軸部分(果梗部)がコルク化した時を目安にします。
 また、カボチャは、収穫直後はデンプン含有率が高いため甘みが弱いですが、日数の経過と共にデンプンが徐々に糖化して果実が甘くなります。そのため、取りたてよりも、しばらく保管してから食べたり販売するのが一般的です。
 その一方で、保管時の温度が高すぎると傷みが進む場合もあるので、冷暗所に置いておくとよいでしょう。
 

知っておきたい病害虫
 ウリハムシ

【症 状】
 ウリハムシは、その名の通り、葉を食害するハムシ(葉虫)の中でも、キュウリやスイカなどのウリ科野菜を加害する害虫です。
 ウリハムシの成虫は、体長7~8ミリ程度で茶色の甲虫です。葉脈を残して葉を円孤状に食害し、葉を穴だらけにしていきます。被害がある場合、畑で容易に成虫を目撃しますし、食害痕も特徴的なのでウリハムシの被害だと特定することはそれほど難しくありません。
 また、成虫の被害は葉のみで、果実に影響を与えることはほぼ無いので、植物体が大きくなれば、それほど大きな問題にはなりません。しかし、まだ株が小さな頃は生育が抑制されることもあります。
 一方、ウリハムシで注意をしたいのは、幼虫が根部を食害する場合があるという点です。定植初期の場合、株が枯死する場合があるにもかかわらず、土中での被害なので、なかなか犯人を特定することが難しいといえます。
【主な対策】
幼苗期や定植初期では、ビニールキャップや寒冷紗等を使って成虫の飛来を防ぐ。
発生が確認されたら薬剤防除を行う。
 ・モスピラン顆粒水溶剤
 ・ダントツ水溶剤
 ・マラソン乳剤 など

※適用内容は品目によって異なりますので、ご確認の上、使用してください。

ハローいなば2019年5月号4ページより掲載



All Rights Reserved,Copyright(c) JA TOTTORI INABA