サツマイモ 



◆ あまり急いで定植しない
 サツマイモの発根に直接影響する要因は地温で、特に植え付けから2週間ぐらいの地温がとても重要です。
 平均気温が15℃程度以上あれば、発根することができますが、4月下旬以前の早い時期の定植は地温が不十分で、結果として十分な塊根形成がなされない傾向になります。
 そのため、無理な早植えは避け、地温が上昇する5月中旬から下旬を適期として、タイミングを狙って定植しましょう。
◆ 地温確保と適湿維持のマルチ栽培
 ポリマルチで地面を覆うと、畝内の発根部位の地温が約5℃高まる効果があるので、発根・活着の促進に高い効果があります。これにより、定植適期を早め4月下旬頃から定植することが可能となります。
 また、土壌の適湿を確保するので、梅雨時期などに過湿になりがちなほ場にも適しています。
◆ 初めに伸びる根が大切
 イモになる根は、苗を定植した際に一番初めに伸びる根です。そのため、苗の状態で根が伸びているものを定植すると、イモが奇形になったり、肥大が悪くなることがあります。そのため、苗は根が伸びすぎていないものを選びます。
 また、自分で採苗する人の中には、苗を切った後、仮植えして苗の数が確保できてから、本ぽに植える方も見受けられますが、このやり方は根を傷める原因になります。そのため、仮植えはできるだけ避けた方がよいです。
 

知っておきたい病害虫
 コガネムシ類

【症 状】
 コガネムシは「ドウガネブイブイ」や「ヒメコガネ」といった種類がいくつかありますが、主にコガネ色をした甲虫目の害虫です。
 成虫は葉脈を残して網目状に食害していきます。被害葉だけを見るとヨトウムシ等との被害と混同しやすいですが、コガネムシの成虫は人が近づくと飛んで逃げてしまうことが多く害虫を発見しにくいのが特徴です。
 またコガネムシといえば、幼虫によるサツマイモへの食害被害も有名です。
 サツマイモへの被害は、土中の幼虫が塊根の表面を食害するため、品質が著しく低下してしまい、酷い場合は出荷販売が出来ないものになってしまいます。
【主な対策】
堆肥は完熟したものを用い、放置せずに土壌に混和する。
ほ場をよく見回り、成虫を見かけたら捕殺する。
一般的な野菜の場合、コガネムシとして登録がある薬剤はあまりない。ただ、同じ甲虫目であるテントウムシダマシやウリハムシ等に登録のある薬剤であれば同時防除が可能である。
サツマイモの場合、被害が想定される場合は定植前の土壌混和と生育期間中の2回散布(6~7月・7~8月)の体系防除を行う。
[定植前土壌混和]
・アドマイヤー1粒剤
・ダントツ粒剤 など
[生育期全面散布]
・ダーズバン粒剤

※適用内容は品目によって異なりますので、ご確認の上、使用して下さい。

ハローいなば2020年4月号6ページより掲載



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