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土壌消毒のポイント 粘土質の土壌について


質問 2006/3/23  受付NO.00458   【土壌消毒のポイント】
ハウスで土壌消毒を行うときは地温を確保する必要があると思いますが、ハウスの天上のポリを被覆したままの方が効果があるのでしょうか。それとも天上のポリをはがした方がよろしいのでしょうか。もう一点は、土壌消毒、肥料、堆肥、石灰の入れる順番や時期なのですが、正しい順番と時期はどのようなものなのでしょうか。本によってまちまちなのでご指導よろしくお願いします。
高知県 男性
質問をお寄せいただき、ありがとうございます。お尋ねの件について、下記のとおりお答えします。
Q.ハウスで土壌消毒を行うときは地温を確保する必要があると思いますが、ハウスの天上のポリを被覆したままの方が効果があるのでしょうか。それとも天上のポリをはがした方がよろしいのでしょうか。
A.ハウスのビニールをはがす必要はありません。逆にビニールをはがしてしまうと、土壌消毒の効果が悪くなったり、(農薬使用の場合は)圃場周辺への飛散が心配されます。現在、一般的に行われている土壌消毒には、熱を利用した土壌消毒と農薬を使用した土壌消毒の2種類があります。熱を利用した土壌消毒には、湛水状態にした土壌を太陽の熱を利用して地温を上げて行う「太陽熱消毒」やボイラーで熱した熱水を土壌に潅注していく「熱水土壌消毒」などがありますが、いずれもできるだけ温 度を上げた方が良いので、ハウスのビニールを被覆しておいた方がいいことになります。また、農薬を使用する土壌消毒では、ダゾメット剤(農薬名:ガスタート、バスアミド)やクロールピクリン剤が主流ですが、いずれも地温が高い方が効果が高くなります。さらに、いずれの農薬も散布剤が気化して作用するので、ビニールやトンネルなど被覆を行わないと、気化した成分が逃げて効果が低下するだけでなく、気化した成分が圃場周辺に飛散する心配があります。以上のようなことで、ハウスのビニールをはがす必要はありません。
Q.土壌消毒、肥料、堆肥、石灰の入れる順番や時期なのですが、正しい順番と時期はどのようなものなのでしょうか。
A.施肥の順番は、土壌消毒→堆肥→石灰→肥料というのが基本となります。まず、土壌消毒は薬剤や熱(高温)によって、土壌病原菌やセンチュウなどを死滅させますので、堆肥を施用したあとに土壌消毒を行うと、堆肥中にいる微生物も死滅させることになりますので、堆肥としての効果が半減します。土壌消毒の時期は、薬剤によるものであれば、農薬の使用によって必要な日数が異なりますが、先の質問でお答えしたとおり、地温が高い時期ほど効果が高いので、春夏作の収穫後の夏場に行うの が最も効果が高いと思います。太陽熱消毒の場合も同様のことが言えます。堆肥の施用は、基本的に作付の2〜3週間前(未熟堆肥は1ヶ月前)には散布・混和をしておく必要があります。ただし、夏に向けての栽培に堆肥を投入すると、一般的に害を起こしやすく、土壌改良効果も低下するといわれており、秋冬作に向けての栽培で堆肥を投入した方が効果が高いと言われています。なお、堆肥と石灰資材・ヨウリンなどのアルカリ性の土壌改良剤は、施用時期を別にする必要があります。アルカリ性資材と堆肥が触れると、堆肥の窒素成分がガスになって抜けてしまいます。石灰は、消石灰と苦土石灰・貝殻粉末資材(セルカなど)とで使用が少し異なります。特に、消石灰は水に溶けると強いアルカリ性を示し、肥料(一般的に酸性のものが多い)と同時に散布・混和を行うと強い中和反応が発生したり、散布直後に作付や播種を行うと障害を引き起こす危険性が強いので、必ず消石灰は元肥肥料を散布する2週間前には行っておく必要があります。また、苦土石灰や貝殻粉末資材などは、アルカリ性が弱いので、元肥と同時に散布・混和を行っても問題はありませんし、直後に作付や播種を行っても障害を起こす心配あまりありません。しかし、反応が鈍いだけに早めに施さないと酸性を矯正してくれません。長くなりましたが、参考にしてみて下さい。
回答


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質問 2007/5/8  受付NO.00560   【粘土質の土壌について】
自宅近くに家庭菜園の畑を借りて去年から野菜作りをはじめました。しかし、土は粘土質でスコップで少し掘っただけで粘土のような土のかたまりがでてきます。去年に続いて今年も春先に牛糞や堆肥などを入れて土壌の改良に努めていますがなかなかふんわりとした土にはなりません。手押しの耕運機を使っても深く入らず、逆に粘土の塊に跳ね返ってしまう程です。あきらめずに堆肥を入れたり耕したりしていればいつかはふかふかの土に変わるのでしょか?
質問をお寄せいただき、ありがとうございます。土壌を改良するには根気がいります。なかなか1年程度では土は変わりません。3年程度はかかると思います。土壌改良のポイントを2点ほど紹介しますので参考にしてみてください。
(1)堆肥(特に植物残さ)の施用
堆肥は、落ち葉やワラ・モミガラなどの植物が腐ったもの(植物系堆肥)と、牛糞・鶏糞などの栄養堆肥の2種類がありまが、土壌の物理性を改善させようとするなら、前者の植物系堆肥の方が改良効果が高いといえます。市販堆肥を利用するならバーク堆肥などの植物残さの多い堆肥を、もし堆肥でなくても、切りワラ(トラクターの稲刈りあとのワラでもよい)やモミガラをすき込むのも良いでしょう。(この際、石灰窒素を一緒にすき込むと分解が早くなります。但し、散布後2〜3週間は作付出来ません。)
(2)根菜類の栽培
堆肥を毎年入れてもなかなか効果が無い場合は、土の中に根が張る野菜を栽培すると土壌改良効果が高まります。特にサツマイモ、ジャガイモ、サトイモといったイモ類を栽培すると土壌の団粒化が期待できます。
回答


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