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輪作障害の解決方法


質問 2008/2/27  受付NO.00687   【輪作障害の解決方法について】
猫の額ほどの庭ですが、花と野菜を育てています。家庭菜園のコーナーは説明も丁寧でわかりやすく非常に重宝しています。土地が狭いので同じ場所に輪作を嫌う作物を植えざるを得ませんが輪作障害にめげず頑張っています。いい解決法があれば教えてください。
兵庫県 男性
質問をお寄せいただき、ありがとうございます。お尋ねの件につきまして、下記のとおりお答えします。
まず、連作障害には大きく分けて2種類あることを知っておく必要があります。
<連作障害>
 @ 連作により同じ土壌病原菌や害虫が増殖してしまうことによる障害
 A 連作により土壌中に忌地物質等が溜まることによっておこる障害
詳しい説明は避けますが、一般的な連作障害は@のような場合ですが、@に関 してはいろいろな対策を行うことで、多少は障害を低減することが可能です。た だし、Aの場合は、植物が育つ課程で自らが忌地物質と呼ばれる有害物質(アレ ロパシー物質)を土壌中に分泌し、その物質が土壌に蓄積することで同じ作物が 育ちにくい環境になる場合もあります。@とAの線引きは完全には解明されてい ない面もありますが、よく言われるナス科・ウリ科・アブラナ科の連作障害は@ の場合がほとんどで、それに対してマメ科(特にソラマメなど)やゴボウなどの 連作障害はAの場合と言われています。
<対策>
 では、先程の@の場合で、連作を嫌う作物をどうしても輪作する場合は、いくつかの対応策があります。
 @連作障害の出にくい土作りをしておくこと
特に病気による連作障害の場合は、土壌中に病原菌が増殖してしまったことで土壌病害が発生しやすいので、害のない微生物を含む堆肥や微生物資材を投入したりすることで、微生物どうしの拮抗作用で病原菌が増えにくい環境にしてやります。人間でいう腸内環境のために乳製品や発酵食品を食べましょうということと同じです。
 A接ぎ木苗や耐病性品種を選ぶ
特にウリ科やナス科の野菜には接ぎ木をしている苗があります。これらは、樹勢維持の効果もありますが、土壌病害に対してある程度の耐病性をもっています。また、野菜によっては品種自体がある特定病害の抵抗性を持っている品種もあります。いずれのものも、普通のものより若干価格が張りますが、連作の場合はきちんと苗選びや品種選びをする必要があります。
 B土壌消毒を行う
土壌に含まれる病原菌や害虫を殺します。土壌消毒というと、農薬を使用するものもありますが、農薬を使わないものとしても、太陽の熱を利用した太陽熱消毒や太陽熱消毒に微生物の発酵熱を加えた土壌還元消毒、ボイラー等で熱した熱湯で土壌を熱処理する熱湯消毒などがあります。ただし、土壌消毒を行うと、特に土壌に含まれる病原菌とともに害のない微生物も殺してしまいます。すると、このままにしておくと微生物の拮抗作用が崩れ、繁殖能力の高い病原菌が大繁殖することがありますので、土壌消毒をした後は@のように堆肥や微生物資材などを投入して、微生物の拮抗作用を働かせることが大切です。
回答


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