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使い方や選択について


質問 2007/5/25  受付NO.00571   【使い方や選択について】
苦土石灰、消石灰、生石灰や炭カルなどさまざまな種類の石灰肥料がありますが、それぞれの性質や適性、相性の良い作物など有りましたら教えてください。また、カキ殻、卵殻など有機石灰などの性質、適性なども宜しくお願いします。
福島県 男性
質問をお寄せいただき、ありがとうございます。お尋ねの件につきまして、お答えします。
銘柄 アルカリ分 反応の強さ 内容
消石灰 60% 強い










弱い
土壌改良(pH調整)効果にCa補給ができる石灰。
溶けると強いアルカリ性を示すので、施肥・は種・定植は必ず2週間あけて行うこと。また、石灰をまいた後ほおっておくと石灰が固まり土壌改良効果が無くなるので、すぐすきこむようにする。150〜200kg/10aが目安。
苦土石灰(粉) 55% 土壌改良効果と同時に苦土補給ができる石灰。障害を起こす心配はあまりない。だが、反応が鈍いだけに10日ほど前に施さないと酸性矯正が期待できない。200kg/10aが目安。
苦土入りセルカ2号 48% 主成分は炭酸カルシウム。カキ殻粉。ジワジワ効く有機石灰。苦土石灰よりも安心だが、すぐには溶けないので酸度矯正効果もはじめは薄い。そのため、初めのうちは苦土石灰と併用する。その他成分Mg6%。200〜300kg/10aが目安。
「セルカ」は当JAが扱っているカキ殻有機石灰です。上の表に無いもので、「生石灰」は最も酸度矯正の強いものになりますが、ご存じの通り水分に触れるだけで高熱を発しますのであまり実用的ではありません。また「炭カル」は、ほぼ「苦土石灰」と同じような特徴があると思っていただければ結構です。それぞれの石灰資材について相性が良い悪いというのは特には無く、それよりも、野菜別の酸性に対する強さ弱さが問題になってきます。
【酸性に弱い(pH6.0〜6.8)】
メロン、ホウレンソウ、ブロッコリ、ハクサイ、レタス、キャベツ、タマネギ、ネギ
【酸性にやや強い(pH5.5〜6.8)】 
カボチャ、ダイコン、ニンジン、キュウリ、トマト、ナス、インゲン、トウガラシ、エンドウ、ニンニク、カブ
【酸性に強い(pH5.0〜6.8)】
サツマイモ、スイカ、ジャガイモ、サトイモ
そして、通常は雨が弱酸性であることなどから土も弱酸性(pH5.5〜6.5)が一般的で、特に水田圃場などではpH5.5前後の酸度がきつい場合があります。これに対して、畑地などでは毎年石灰を入れることでpH6.0〜6.5程度で収まっている場所もありますし、ハウスなどでは雨が直接かからないことなどからpH7.0前後と石灰施用は必要がない圃場もあります。このような点を総合的に加味して、露地などで高い中和効果を求めたいときは消石灰や苦土石灰、ハウスなどで逆にアルカリ性によりがちなのが心配な圃場ではカキ殻などの有機石灰を選びます。
回答


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