整枝、せん定


  @幼木時代の整枝、せん定(5年生くらいまで)
    この時期は、枝葉をできるだけ多く残し、樹冠の拡大をはかる。

・開心自然形の仕立て方
[1年目]
3〜5本の強い枝と数本の弱い枝が発生。
[2年目]
25〜30cmに切り返して、この苗木を植え付ける。 第1主枝は、接ぎ木部の15cmくらい上にある強い枝を選ぶ。第2、3主枝は、それより上部の枝を、重ならないように間隔をおいて選ぶ。ただし、数年間は候補枝5〜6本を残しておいて、最終的に3本にする。
[3年目]
[4〜5年目]
主枝、亜主枝を伸ばして、樹冠を拡大していく。


  A若木時代の整枝、せん定(5〜20年生くらい)
    果実をつけながら樹冠を拡大させる時期で、各主枝より亜主枝をそれぞれ2〜3本発生させる。
    適当に枝を間引き、樹冠内部にも日照が十分あるようにする。

・幼木、若木のせん定方法
夏秋枝の先端から3分の1くらいのところで切り返しをする。 夏秋枝のわん曲部で切る。


  B成木時代の整枝、せん定(20年生以後)
    結実に重点をおく。せん定は側枝の間引きが主体となり、樹冠内に結果母枝が適当に散在するようにする。

[せん定前] [せん定後]
・成木のせん定方法
春枝までもどって切り返しをし、ここから発生した枝を翌年の結果母枝にする。
・結果習性(果実のつき方)
(春枝だけの場合)
ほとんどの節に花芽が分化し、翌年ここから結果枝が出、1〜3果くらい結果する。
(夏枝が出た場合)
先端部分に花芽が分化し結果枝が出る。(他の部分は葉芽となる)
(秋枝が出た場合)
秋枝の先端に花芽がわずかにつくが、枝の充実が悪いと、良い結果枝は出ない。(春枝、夏枝の部分には花芽がつかない)
・夏秋枝に結果させた場合のせん定方法
木の肩が出ていると下部に光があたらず、下〜中段枝がはげあがるので、肩の枝を切り、光をあてて結果層をつくる。
わん曲したところから新梢が多数発生するので、この部分まで切り返す。これを結果母枝として実を成らせ、また従長枝の発生をおさえる。 (例)樹姿を三角形に保つ樹形もある。