ホウレンソウの上手な育て方

9月に入り、朝夕に涼しさを感じるようになると、ホウレンソウの種まきの好適期です。ホウレンソウは生育が早く育て方も簡単ですが、意外と失敗が多いのは、畑の土壌条件が不適だからです。
 ホウレンソウは酸性土壌にたいへん弱く、また、排水不良になると根ぐされを生じやすい野菜です。そのため、栽培予定地はなるべく早めに前作を片付け、畑全面に完熟堆肥(ヤシガラ、腐葉土でも結構です)と消石灰(苦土石灰でも結構です)をばらまき、15cmくらいの深さによく耕しておくようにします。9月は台風シーズンで降雨も多いので、低湿地ではとくに、畑の排水を良くするように心掛けて下さい。
 種まきに当たって、まき溝を掘ります。少量の化成肥料と油粕を元肥として溝にばらまき、4〜5cmの厚さに土を覆い、溝の底面がきれいに平らになるようにクワを細かく動かして丁寧にまき溝を作ります。底面に凸凹があったり、溝全体に深浅があったりすると、発芽がそろわず、降雨で水たまりが生じたりして、発芽後の生育も不揃いになります。ひどい場合は、立ち枯れ症状が出て、欠株になることもあります。種まき後の覆土は1〜1.5cmの厚さにし、軽い土壌の畑では、覆土した上からクワの背中で軽く鎮圧しておくと、きれいにそろって発芽します。
 激しい降雨の後は、肥料が流出し、畑の表面が硬くなります。雨が止んで畑作業ができるようになったら、うね間に化成肥料をばらまき、軽く中耕して土壌中に空気と栄養を送り込みましょう。

9月の園芸作業

秋まき草花の種まき期になります。秋まき草花の種子の発芽適温は、15〜20度なので、9月下旬から10月上旬が適期になるでしょう。目安はお彼岸頃、と言いますが、地域によって気温がかなり違いますので、「ヒガンバナが咲く頃」を目安にすると良いでしょう。秋まきで気を付けたいのは、適期期間が短いこと。この頃は、日に日に急激に気温が下がるので、まき遅れないようにしましょう。遅れると、十分に育たないうちに寒さにあい、苗を傷めたり、小さい体で春の開花期を迎えることになります。
 キンギョソウ、ペチュニア、ヤグルマギクなどは少し早めにまきましょう。キンギョソウの種子は甘い香りがするので、アリが持ち去ることがあります。たらいのような水槽に水を張り、その中に植木鉢を伏せたりして台にし、種まきした平箱や鉢を置けば、アリの来襲を防げます。
 パンジーは早くまけば、早く咲きます。
 10月は、球根の植え付け時期になるので、今月中に花壇の地ごしらえをしておきましょう。消石灰で酸性がかった土を矯正し、堆肥や腐葉土など有機質を入れて、深く耕しておきます。






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