家庭菜園

冬どり軟弱野菜の防寒対策

 ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクなどは、野菜のうちでも低温に強いほうで、気温0℃内外でも生育し、ホウレンソウはマイナス10℃にも耐える性質をもっています。従って9〜10月半ばまでに種まきしたものは、一般平坦地なら、特に防寒しなくても厳寒期にも十分収穫できます。
 しかし、寒冷地では防寒が必要ですし、一般の地勢でも冬季に枯れ葉のない軟らかな良質品を得るには、防寒対策を講じるのが効果的です。
 また、計画的にまきどきを遅らせて春先まで収穫しようとする場合にも、防寒が有効です。関東南部以西では、通常10月下旬以降に種まきするとき、特に効果が発挿されます。
 防寒資材としては、昔は竹笹、ヨシズが専ら用いられました。これらが入手できればそれでもよいのですが、今では専ら、べたがけ資材(不織布類)、ネット(寒冷紗類)、プラスチックフィルム(塩ビ、農ポリ)などが用いられます。
 べたがけは極めて軽量なので、葉上に直かけします。ネットやフィルムは骨材で支えトンネル状に被覆します。通気性の良いべたがけやネットは両端に土をかけたり、固定用具で風に飛ばされない程度に固定します。これらの資材は潅水や薬散は覆った上からでも十分可能なので便利です。フィルムは保温力は高い(日中、土に蓄熱されるため)のですが、日中の気温が27〜28℃以上にも高まると育ちが軟弱になり、かえって低温障害を受けやすくなるので、頂部に小さな穴をあけるか、裾を少したくし上げて、昇温し過ぎないようにしてやることが大切です。



十一の園芸

 秋まきの草花苗は、今月早めに植え付けます。霜の降りる地域では、ヨシズや板で、南側に開いた片屋根式の霜よけを作りましょう。霜の降りない地域では、北側に寒冷紗やササ竹で防風をしてやればよいでしょう。根がよく張っていると寒さによく耐えますので、なるべく早く植え付けておきましょう。
 秋植え球根は、早めに植え付けを終わりましょう。ユリ類は強いので、少し遅くなっても大丈夫ですが、早いに越したことはありません。ユリは深く植えることが大切で、球根の高さの3倍以上の土がかかるようにします。
 カンナ、グラジオラス、ダリアなどは、霜に当たって地上部が枯れたら、球根を掘り上げ、貯蔵します。カンナ、ダリアは地中で貯蔵しますが、凍ると腐るので、深めに穴を掘り、かぶせる土は盛り上げて、上に古ビニールなどをかけて雨水が染み込まないようにしておきます。グラジオラスは、乾燥させて、ネット袋などに入れ、風通しの良い場所で保存します。
 ヒヤシンス、クロッカス、チューリップなどで水栽培をしているものは、真っ白な根がどんどん伸びる時期です。根が伸びきる今月下旬からは寒さに当てます。屋外でも玄関の隅でも、真冬に凍る寸前くらいの温度に一か月は遭わせることのできる場所に置きます。


秋まきの草花苗は今月早めに植え付けます。
ヒヤシンス、クロッカス、チューリップなどで水栽培をしているものは今月下旬からは寒さに当てます。 真冬に凍る寸前くらいの温度に1ヶ月は遭わせることのできる場所に置きます。



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