家庭菜園

収穫した後の野菜の茎葉の処理


 野菜を収穫した後には多くの茎葉が畑に残りますが、その処理の仕方について考えてみましょう。
 野菜は茎葉が柔弱で病害虫に侵されやすいのですが、その病害虫には、土壌中に長い間生存して、次に栽培したときに被害を及ぼすものがたくさんあります。ことにナス科の青枯病やウリ科のつるわれ病、アブラナ科の萎黄病、各種野菜のウィルス病などは土に埋まった被害茎葉や土壌から伝染するやっかいな病害です。
 また、各種のセンチュウ(ネマトーダ)類も多くの野菜の根に寄生して土壌中に残り、根コブや根腐れ症状を起こさせます。
 ところが、これらの病害虫に侵されやすい野菜は家庭菜園に向いているので、どうしても栽培頻度が高くなりがちですから、その処理の仕方に十分留意することが大切です。
 一番大切なのは畑に残渣(ざんさ)をすき込まないことです。少量で乾きやすいものは焼却するのが一番です。大量で燃やすことができない場合には、稲わらや落葉など他の材料と合わせて、米ぬか、油粕などを加えてたい積し、高温で発酵させ、完熟たい肥にして使うようにしましょう。
 前述の野菜に比べてイネ科やマメ科の野菜やサツマイモなどは共通の病害虫が少なく、むしろ他科作物として土壌微生物を多様化し生育に良い影響を与えます。できるだけ家庭菜園の輪作に組み入れて作付けし、茎葉や根を畑に入れるようにしましょう。サツマイモや落花生、トウモロコシなどは一緒にたい積しておくとより艮いたい肥になります。




12月の園芸


 夏にまいて育苗してきたハボタンは、かなり色づいてきたことでしょう。色づいてきたら、「花壇に植えてください」という合図です。南面の日当たりの良い、暖かいところに植えますが、東京系ともいわれる丸葉系統のものやサンゴ系といわれるものは寒さに強い系統ですから、植え場所にあまり気を遣わなくてもよいでしょう。いろいろな葉色のものを育苗した人は、株の配置を楽しんでください。
 フクジュソウは正月の風物のような印象が強いのですが、露地植えでは、まだ枯れ草色の多い2月中〜下旬ごろから鮮やかな黄金色の花を見せてくれます。露地植えだと、鉢植え・促成のものより、はるかに長期間の開花が楽しめます。
 日当たりが良い場所をやや深めに耕し、腐葉土など有機質や少々の化成肥料を施して地ごしらえをしておき、12月初旬に植え付けます。根株は、根と芽が乾燥していないものを選ぶことが大切です。暑さに弱いので、植え付け場所は夏に日陰になる落葉樹の樹冠の端下が良いのですが、良い条件の場所がなければ夏に暑さ対策を考えることにしましょう。
 秋に水栽培を始めたヒヤシンスなどの球根は、白い根がきれいに伸び、底に達するくらいになってきます。0℃近くの厳寒に40日以上当てるため、このくらいの気温の時期が近づいたら、軒下など屋外の寒さの中で育てます。
 暖かい地方では、今月でもチューリップなど秋植えの球根を植え付けることが可能です。地ごしらえなどは通常通りですが、少し浅植えにするのと、植え付け後には、必ずビニールフィルムなどでマルチをして地温を上げ、根の伸長を助けてやります。





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