家庭菜園

実入りの良いトウモロコシ作り

 

 もぎたての新鮮な味と歯ざわりは格別で、トウモロコシはまさ夏の自家菜園の人気者です。子実のぎっしりついた、食べ応えのあるものが欲しいのですが、小さな農園で育てると、どうしても皮をむいてみたら歯欠けでがっかりという場合が少なくありません。
 粒がぎっしりついた実入りの良いトウモロコシ作りには、雌穂に花粉が十分つくようにすることが大切です。丈が1m以上に伸びると、まず先端の雄穂が先に伸びだして開花し、その後数日たってから下方についている雌穂の絹糸が伸びて開花し、上からこぼれて飛散する花粉を受けて、受精が行われます。
 受粉を完全に行わせるためには、幼穂の発育中、極端な低温や乾燥を避け、健全な花に発達させることです。生育が遅れると雌花の開花が遅れ、受粉できる期間が短くなり不稔(ねん)が増えます。雌花の絹糸は10日以上も能力を保ちますが、花粉は1日で発芽能力を失ってしまうので、このような結果になりやすいのです。
 また、栽培する株が少なく孤立状態では、飛散する花粉粒が少ない上に、風で外の方へ飛んでしまうものが多く、不稔粒を生じやすいので、できるだけ2列以上に、少なくとも10株以上の多数株にして、郡落を作るように栽植することが大切です。
 できるだけ葉の働き(光合成のもと)を良くするために、下の方から出た脇芽も欠かないで伸ばすこと、充実した穂を得るために一穂だけ残し、ほかの小さいものは途中で取り除くことも管理のポイントです。


サクラソウの増し土

 初夏の陽気になることさえある5月は、前月に続いて、夏から秋の花壇を飾ってくれる草花の種まき、苗の植え広げ、植えつけなどが中心になります。種をまくものには、発芽適温の高いアサガオ、ヒョウタン、ユウガオ、ペチュニア、観賞トウガラシなどがあります。
 以前ご紹介した日本伝統のサクラソウは独特で、最も重要な「増し土」の時期になります。ソメイヨシノが咲き終わるころに花が開き、今月まで花を楽しませてくれたサクラソウですが、次の年も立派に開花させるためには、花が終わってからの作業が鍵を握ります。
 まず、花びらがしぼみ始めたら、花殻は取り除きます。いつまでもつけておくと種子ができて、そのための栄養が送られるようになるので、株が弱ります。また、開花に頑張った株に、お礼の肥料として「お礼肥え」をやります(水溶性のものがよいでしょう)。
 サクラソウは、花が終わると地際の葉と根茎の間に新しい根茎を作ります。つやのあるこの芽のようなものが、これからの養分吸収に大きな役割を果たします。これは乾燥に弱く、放っておくと干からびてしまいます。ここで扱いを誤ると、来年の良い花は望めなくなります。
 そこで、花が咲き終わったらすぐに、この根茎を守ってやるため、2〜3cmの厚さに土を掛けてやります。これが「増し土」です。土は振り掛けておくような状態ですから、強い雨で流され、芽が再び裸にされてしまうこともあります。そんなときは土を掛け直しましょう。掛ける土は、手近にある畑土で大丈夫です。



     


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