愛菜館農園だより(2014年6月号)

愛菜館農園だより6月号
(2014年5月2日、9日、16日、23日、30日(金)実施)

  5月から実技指導は毎週実施となりました。季節的に栽培できる野菜の種類が増えたので、愛菜館農園も賑やかになって来ました。5月はオクラの播種をしたり、スイートコーンの苗を作って定植したり、カボチャの摘心、ソラマメの収穫、そしてサツマイモの定植と盛りだくさんでした。
  そしてこの春、新入職員が営農指導員に加わりました。まだまだ勉強中ですが、愛菜館農園での指導をサポートします!今後ともよろしくお願い致します。

6月は6日、13日、20日、27日(金)実技指導実施予定!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜ソラマメ〜
5月中旬、ソラマメがたくさん実りました。ソラマメは収穫のタイミングを見極めるのが難しいと言われる野菜です。ベテラン農家さんは莢を触った感触で収穫適期かどうか判断出来るそうですが、なかなか出来る事ではありません…。収穫適期のポイントを教わりました。 @見た目:莢の表面に光沢(若いと産毛があり、フェルト生地みたい)、莢が垂れ下がっている、筋が黒い
A豆の様子:試し取りをして莢を開けたら豆がすぐに莢から外れる、豆にうっすらと黒い線が入っている(※お歯黒部分が真っ黒なら熟れすぎです)
ソラマメの害虫と言えば、アブラムシを思いつくのではないでしょうか。愛菜館農園のソラマメも餌食にされていました。アブラムシに効く剤は、「アドマイヤー」や「モスピラン」が一般的。農薬以外にも、「2〜3倍に希釈した牛乳」でも効果ありです。お試しあれ。
〜カボチャ〜
本葉が3〜4枚になったら、親づるを摘心します。こうすると子づるが伸びて、均等にカボチャが出来ます。写真のように株が大きくなってから摘心する場合は先頭の親芽をちぎり、根元から3〜4節分のわき芽は残して、残りのわき芽を取ると株へのダメージは少ないです。 カボチャは葉っぱ3〜4枚で実となる雌花(写真右側)が咲きます。株が小さい内に1番花が咲きますが、その1番花を着果させてしまうと小さい株にとっては大きな負担となります。そのため1、2番花は着果させないように取りましょう。理想は10〜13節(3番花)以降に着果させるのが良いです。 どこに雄花が咲いて、どこに雌花が咲くのか、カボチャをじっくり観察する参加者の皆様。暑そうです…。
農園実習は基本的に外で行いますので、暑い日には帽子や日傘が必須アイテムです。これからもっと日差しは強くなる一方ですから、参加される皆様は熱中症対策をお願いします。
〜スイートコーン〜
甘くておいしいスイートコーンの季節がやってきました!!昨年はハウスで栽培してみたり、10月以降の収穫にチャレンジしてみたりといろいろやってきましたが、今年は夏に収穫出来るように露地で栽培します。 通常ですと畝に直接種蒔きをしますが、農園の事情により、セルトレーで苗を作ってから定植することになりました。種を1穴に2粒播いて苗を作ります。この方法は、狭い圃場でトウモロコシを密集させて栽培する時に有効です。 出来た苗を露地に定植していきます。株間は25〜30p、2条で植えました。密集させて植える理由は、効率的に受粉させるためです。トウモロコシはてっぺんに雄の穂が出て、下の方に雌の穂が出ます。横一列で並んでいるより、密集している方が花粉が周囲から落ちてきて受粉しやすくなるのです。
〜オクラ〜
ネバネバ野菜の代表、オクラです。オクラにはカロテン・ビタミンCが豊富で、夏バテ予防の効果が高く、人気の夏野菜です。今回は、1つの畝で2つの品種を育ててみます。通常であれば、1ヶ所に1品種がオススメです。 あまり知られていませんが、オクラは大きくなると人の背丈ほどの高さになります。大きくなりすぎると管理も大変になります。そこで、『種を3粒&3条播き』の密集状態を作り、互いに干渉させて背丈を伸ばしすぎないようにします。 株間30pで播いて、播き終わったらクワの平らな面で軽くグッと押さえます。押さえる(沈圧する)ことで土と種が密着しますので活着が良く、灌水した時に種が流れ出るのを防ぐ効果もあります。芽が出てきたら写真のような感じになる予定です。
〜サツマイモ〜
5月の中旬から登場したホワイトボード。実習のメインとなる野菜の特徴や植え方のポイントがまとめて書かれています。聞き逃してもこのホワイトボードがあれば大丈夫。
サツマイモについてまとめてあるホワイトボードの詳細はコチラ
マルチを張った畝にカッターナイフで1本切りこみ(マルチに15pの切りこみを入れて15pの間を取る)を入れて、株間30pで植えていきます。サツマイモは苗の節から根が出てきて芋になりますので、なるべく多くの節を埋めるために写真のように曲げて植えると良いでしょう。 植えた時にするちょっとしたテクニックをご紹介します。手をグーにして、植えたところを軽く押して窪みを作っておきます。沈圧する効果があると同時に、窪みを作っておくと灌水した時に水が溜まるのでマルチをかけていても効率的に水分供給ができます。

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