愛菜館農園だより(2015年10月号)

愛菜館農園だより10月号
(2015年9月4日、11日、18日、25日(金)実施)

 9月の実習は、トマトと白菜の苗の定植や白ネギ、ブロッコリーの土寄せ、玉ねぎの種まきを行いました。夏野菜であるトマトですが、秋でもハウスがあれば栽培が可能です。参加者も「これからトマト植えるの!?」と驚きつつ植え付けを行いました。

10月は2日、9日、16日、23日、30日(金)実技指導実施予定!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜トマトと白菜の植え付け〜
夏の間、ハウス内で赤い実をたわわに実らせたミニトマトの枝を挿し木にして、秋に栽培するため苗にしました。秋でもハウス内なら保温されているので十分に栽培が可能です。花が付く方向にトマトが生るので、苗ごとの花の位置を確認して、花の向きを揃えて植えると収穫が楽になりますよ。 こっそりと種まきをしていた白菜ですが、定植出来るサイズになったので、畑に定植します。白菜はキャベツとは違い、根が一度切れると再生しにくいデリケートな野菜なので、直播きでの栽培がオススメですが、前作の都合や高温、根こぶ対策などからポットで育苗し移植する事も可能です。 根を傷つけないように、慎重にポットを外し、定植していきます。白菜は生長が進むと外葉が大きく広がるので、40〜45cmの株間を取りましょう。畝幅にもよりますが、80cm程度の畝幅なら1条植え、130〜140cmでは2条植えとします。
〜白ねぎとブロッコリーの土寄せ〜
白ネギは真っ白で長い「軟白」が特徴です。白と緑が混ざった部分を「ボケ」と呼んでいます。ボケ部分が白く変化するのにかかる日数は、夏場は2週間〜20日、秋に入ると40〜45日かかります。収穫時期が近付いてきたら軟白の長さが出荷基準に達しているか確認し、最終の土寄せを行います。 鳥取いなばでの白ネギの出荷基準は軟白部分が27cmです。軟白部分を27cm確保しようとすると、高さ30以上は土寄せをしておかないといけません。大量の土が必要なため、土不足になることもあります。そんな時は籾殻が便利。土に混ぜてかさ増ししたり、写真のようにもみ殻を土の代わりにしたり出来るのでオススメです。 ブロッコリーの土寄せは背丈を伸ばすためではなく、風で茎が折れないように補強するのが目的です。土寄せの前に肥料を振っておいて、土寄せを行うと肥料をすき込む手間が省けます。
土寄せのついでに溝を切っておいて、水はけを良くしておきましょう。
〜玉ねぎの育苗〜
春の収穫に向けて玉ねぎの苗を準備します。玉ねぎの育苗は、ほ場で作る方法とセルトレイで作る方法がありますが、愛菜館農園には畑で育苗できるスペースがないのでセルトレイで行います。セルトレイに使用する培土は、水はけの良さや肥料の持続期間を考えて“ネギ用”を使用してください。 玉ねぎを育苗するセルトレイは448穴サイズのものを使います。白ネギや葉ネギは1穴に複数の種を播きますが、玉ねぎは1穴に1粒です。小さな種を1粒ずつ落とす細かい作業になりますが、写真のように紙と棒(割り箸や鉛筆)を使うと幾分か作業が早くなります。発芽するまでは乾燥しないように注意し、朝に水やりして夜には少し乾いている程度が良いでしょう。 1〜2週間で発芽が揃います。最初は葉が折れまがった状態で生えてきて、その後、真っ直ぐ立ち上がります。葉が真っ直ぐになったら、水やりの回数を減らします。2枚目の葉が出てくれば立ち枯れする心配もなくなります。セルトレイは地面に置くと根が下りるので浮かせておくのが一般的ですが、苗を大きくする方法としてわざと直置きして根を下ろすこともあります。

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