愛菜館農園だより(2016年3月号)

愛菜館農園だより3月号
(2016年2月5日、19日(金)実施)

 2月の農園実習は、前半には久しぶりにハウスできゅうりの播種作業をしたり、栽培中のソラマメの親芽の摘芯をしたり、白ネギの様子を観察したりしました。2月は暖かい日があったこともあり、白ネギが春だと勘違いしたのか、ねぎ坊主を出していました。
 後半には、農薬の適正使用について座学をしました。これから暖かくなると病気が出やすくなったり、虫たちも動き始めたりします。その際に正しく農薬を使うために、勉強しました。

2016年3月は4日、18日(金)実技指導実施予定!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜きゅうりの播種とソラマメの摘芯〜
きゅうりは夏野菜ですが、気温の低い2月の鳥取でも、今年は暖冬なこともあり、ハウスなら栽培をスタート出来るのです!きゅうりの発芽には25℃〜30℃が必要なので、ハウスの中に、トンネルを設置すると保温効果がアップしますし、温床マット(育苗用のホットカーペット)を併用すると更に発芽が良くなります。 寒い時期にきゅうりの育苗を始める場合、セルトレイではなくポットをオススメします。ポットはセルトレイに比べて土の量が多いため、一度温まれば温度が持続して発芽が揃いやすくなります。発芽したら、本葉が1枚出た段階で、畑に定植します。ウリ科の作物は、苗が若いうちに定植するのが鉄則なのです! ソラマメです。例年であれば、雪に埋もれて、もう少し小さい株なのですが、暖冬で雪がなかったので大きくなりました。実りを良くするため、親芽を摘芯します。左の写真のように親芽が枯れていると分かりやすいですが、右写真のように大きくなると親芽とわき芽の判別が困難になるので、大きくなる前に作業しましょう。
〜農薬の適正使用について(座学)〜
農薬には5種類の剤型(乳剤・液剤・水和剤・粉剤・粒剤)があります。その中の水和剤は水和剤とフロアブル剤の2種類に分かれます。写真はフロアブル剤ですが、長時間動かさずにいると、左写真のように分離する特質があります。使用する前には、よく振って混ぜてください。振らないで使用すると、上澄みだけを使うことになるので、使う前に振ることをお忘れなく! 農薬には「農薬名」と「原体名」があるのをご存じでしょうか。「農薬名」は“オルトラン”などの商品名です。「原体名」は農薬に含まれる成分名です。ジェネリック剤は、農薬名は異なっても成分が同じというケースがあります。農薬の散布回数は、含まれている成分で数えます。異なる農薬名で同じ成分の農薬を、それぞれの制限回数散布すると、成分でみた場合、総使用回数をオーバーしているので、農薬取締法に抵触してしまいます。原体名(成分名)には要注意です。 農薬のラベルには、適用作物名(使用して良い農作物)が必ず記載してあります。作物名は、普段一般に表現される場合と一部異なる場合があるので、知っておくと役に立ちます。農薬によっては、野菜の名前ではなくグループ名で登録されているものもあるので、どの野菜がどのグループに属するのかを知っておくことも大切です。書いてある作物以外に使用することは法律違反になるので、絶対にやめましょう!!

【 適用作物名グループ一覧表 】


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