愛菜館農園だより(2016年7月号)

愛菜館農園だより7月号
(2016年6月3日、10日、17日、24日(金)実施)

 6月の実習はスイカのツルの管理、スイカやかぼちゃの人工授粉の方法、ジャガイモの収穫から試食、ナスの管理などを指導しました。
 左の写真はスイカを定植してから1ヵ月半の変化の様子です。5週目と6週目の間に雨が降ったことで、ツルが一気に伸びて地面が見えなくなりました。

2016年7月は1日、8日、15日、22日、29日(金)実技指導を実施します!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜スイカ〜
スイカのツルの先端は、スイカの元気のパラメーターです。写真のように先端が上を向いているのは、肥料が良く効いていて、とても元気です。ただし、元気過ぎるとツルばかり伸びる「樹ボケ」の状態になります。これだと、スイカは雌花をつけません。枯れない=「子孫(実)を残す必要が無い」ということです。 元気がないとツルの先端は、地面と平行になります。枯れないけれど少し弱っている状態にしておくと、スイカが危機を感じて雌花をつけるそうです。「樹ボケ」の状態を解消するには、追肥を控えたり、余分なツルを取ったり、株元の古い(濃い色の)葉を取ったりして少し弱らせてみましょう。 雌花がついたら、人工授粉すると効果的です。写真のように開花した状態の時に雄花の花粉をポンポンと付けます。交配は早朝に行うと成功率があがります。雨や朝露などで濡れていると交配が失敗するので、晴れている時を狙いましょう。また、朝の水やりも交配に不利なので、水やりは昼〜夕方に行いましょう。
〜かぼちゃ〜
かぼちゃでトンネルを作ろう!という試みは、とても順調に進んでいます。 初めはゆっくりと生長していたかぼちゃですが、雨にあたったことで一斉にツルが伸びて、鉄パイプが見えなくなるほどです。葉が鬱蒼としているので、影を作るような大きくて古い葉は取って綺麗にしましょう。 雌花が咲いたら、スイカ同様、人工授粉するのをお勧めします。雄花1本で雌花3〜4本を交配できます。人工授粉は晴れた早朝に行い、水やりは昼〜夕方にします。
〜ジャガイモ〜
ジャガイモを植えてから2ヶ月が経ちまして、試し掘りをしました。ジャガイモを収穫するタイミングは、葉が徐々に枯れてきたら丁度頃合いだと言われています。収穫にはまだ早いという時期に葉が枯れていたら『疫病』の可能性があります。ジャガイモが疫病にかかると、トマトにうつることがあるので注意しましょう。 愛菜館農園では5種類のジャガイモ(男爵・メークイン・アンデスレッド・シャドークイーン・インカのひとみ)を栽培していて、試し掘りで4種類を収穫しました。ジャガイモと言っても品種によってこんなにも色が違うとは驚きです。特にシャドークイーンの中がどうなっているのか…気になります。 【まるかじりレポート】
4種類のジャガイモを蒸して、塩を付けて試食です。シャドークイーンは全体が濃い紫色で、味は見た目のインパクトに反して普通の味でした。インカのひとみは甘みが強くホクホクした食感で、4種類の中では個人的に1番好きな味でした。
〜ナス、オクラ〜
ナスは樹が大きくなってきたら、株元の葉はお役御免となります。初期に枝をに1本から2本に分岐した場所よりも下にある葉はすべて取ります。内側にある大きな葉は日陰を作ってしまうので、少し整理して日当たりが良くなるようにすることが大切です。 オクラは発芽に温度が必要なので、ソラマメの収穫後(5月下旬)に種まきすれば十分間に合います。ソラマメを収穫してからでは遅いという方には、ポットで3〜4粒育苗し、収穫後に植え替えという方法もあります。ポット苗は、間引いたり分けたりしないで、密集した状態で植えます。 オクラを密集させずに1本ずつ植えると、樹が大きくなりすぎて(人よりも高く伸びるらしい)、管理が大変です。密集させることで、生長を抑制して、管理しやすくします。オクラは栽培初期はゆっくりと生長します。生長が遅いといって水をやり過ぎたり追肥したりすると、枯れる原因になるので、焦らず見守りましょう。

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