愛菜館農園だより(2016年9月号)

愛菜館農園だより9月号
(2016年8月5日、19日、26日(金)実施)

 8月は前半は猛暑で、後半には台風の影響もあって涼しい日もありました。野菜は猛暑が続くと乾燥気味になります。そこに台風などでまとまった雨が降ると、水分過多で根痛みを起こしたり、風による擦り傷で病気にかかりやすくなります。雨が止んだ後には畑に行き、排水対策や殺菌剤・予防剤などで病気にかからない対策をしましょう。 

2016年9月は2日、9日、16日、23日、30日(金)実技指導を実施します!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜サツマイモ〜
サツマイモはツルを伸び放題にしておくと、ツルから根が出て根付きます。すると、イモの肥大に栄養を使うのではなく、ツルを伸ばす事に栄養を使い始めるのです。畑もツルだらけになるので、伸び過ぎたツルは地面から離して裏返しにしておきましょう。“ツル返し”をすることで栄養の無駄使いを予防できます。 サツマイモの害虫といえばコガネムシです。コガネムシの幼虫はサツマイモを食べるので実質的な被害が大きいです。防除するには、定植前に「アドマイヤー」や「ダントツ粒剤」をすき込んでから定植します。これで元から潜んでいた幼虫による食害を防ぎます。 更に、生育途中の7〜8月頃に「ダーズバン」という薬剤を使うと効果的です。卵を産みに来た成虫を寄せ付けず、新たな幼虫の発生を抑えます。マルチをしても通路から侵入して卵を産むので、通路も含めて全面散布しましょう。
〜ブロッコリーの定植〜
ブロッコリーの育苗を始めてから約4週間が経ちました。本葉が3枚になりセルトレイでは狭くなってきました。定植するタイミングとしては、播種してから4〜5週間後、本葉が2.5枚(本葉2枚と、3枚目が出てきたかな〜)くらいになった頃です。苗の生長具合を見て、畑に定植しましょう。 ブロッコリーは8月末から9月にかけて定植されますが、その時期は台風が発生しやすい季節でもあります。定植後、台風で苗が飛ばされるのはよくある話です。飛ばされないために深く植えることを推奨します。豆葉が付いていた場所くらいまでは土をかけて苗をしっかり固定します。 ブロッコリーは青虫やヨトウムシなどの食害に遭いやすい野菜です。大切な作物を害虫から守るために、農薬を使うのも良いと思います。今JAグリーンでお勧めしているのは「プリロッソ粒剤」です。定植時に株元に散布すると、3〜4週間効き目が続きます。ブロッコリー以外の適用作物はお店などで確認をお願いします。
〜ナス・ダイコン・生理障害の話〜
ナスは肥大する時に水分不足になると、艶がなくなり「ボケナス(写真右)」になります。写真を見れば一目瞭然ですね。ボケナスは艶が無いだけでなく、食感が悪くなり、味も悪くなります。
これからは秋ナスのシーズンですが、気温の高い日もあります。水の管理をして美味しい秋ナスを収穫できるようにしましょう。
愛菜館農園でお勧めしているダイコンの品種は『三太郎』。小ぶりなサイズですが、株間を変える事でサイズ調整が出来ます。素が入りにくいのも魅力です。発芽適温が15℃〜30℃なので、種まきは8月末〜9月上旬に行いましょう。1箇所に4〜5粒播いて、競争させることで発芽率が良くなり、結果的に良いダイコンが出来るので種はケチらないでください。 ダイコン・ブロッコリー・白菜は栄養素の中の「ホウ素」が不足すると、「ホウ素欠乏症」と言ってダイコンの芯が黒くなったり、ブロッコリーの茎や白菜の表面に茶色い“かさぶた”の様なものが出来たりします。過去の経験から欠乏症がよく出る畑には、ホウ素入りの肥料(『野菜美人』など)を元肥で入れたり、追肥したりすると症状の改善に繋がりますよ。

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