愛菜館農園だより(2016年11月号)

愛菜館農園だより11月号
(2016年10月7日、14日、21日、28日(金)実施)

 10月は先月植えたキャベツやブロッコリーの管理について、これから植える玉ねぎやそら豆の定植・生育の際の注意点など多岐にわたる講義でした。キャベツやブロッコリーは葉の根元が黄色くなる湿害がでていたため、同じような悩みを抱える受講生には大変参考になったのではないでしょうか。
 先月心配していたサツマイモですが、コガネムシにかじられる被害が出ていたものの立派に太っており、実習に来られた皆さんとおいしくいただきました。

2016年11月は11日、25日(金)実技指導を実施します!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜サツマイモ〜
紅あずまは、太りが早いですが、保存がきかないのが短所です。金時などの別の種類と同時に植えている場合は先に紅あずまを処理しましょう。サツマイモは、掘ってすぐ仕舞わずに1日天日に当てて(芋泥棒に注意!)、土を洗い流さず、はたく程度にしておくことで、より長持ちさせることができます。 コガネムシ(幼虫)に食べられた痕が無残に残っていました。収穫前のサツマイモをかじられれると、その場所から腐れてしまい保存できなくなります。サツマイモを栽培する時には、コガネムシが卵を産み付けれないようにマルチをしたり、ダーズバン粒剤で防除したりしましょう。 【まるかじりレポート】今年も収穫したサツマイモを、実習の最後に大学いもにして皆さんで頂きました。紅あずまと金時の二種類で作ったので、それぞれの味の違いを楽しむことができ、皆さんもご満悦でした。タレは市販のものでしたが、イモ本来の甘さとマッチしていてとてもおいしかったです。
〜玉ねぎ〜
定植する際には、マルチをして保護すると雑草が出にくいです。追肥が大変なら、玉ねぎ専用マルチ「玉ねぎ名人」がオススメです。不織布でできているため、マルチの上から水やり・追肥が可能です。また、一定間隔(13cm)に×の穴が開いているので、植える場所に穴をあける必要がないのも魅力です。 玉ねぎはアルカリ性土壌を好むので、元肥で石灰をすきこみます。10日くらい前にすき込んでおくと効果的です。リン酸を与えると収量・玉太りが良くなります。与えすぎると春にトウ立ちしてしまうので、分量は慎重に。定植する深さは、育苗中に埋まっていた深さを目安にします。それ以上に深く植えると縦長形の玉ねぎになるので注意しましょう。 玉ねぎの病気の一つにべと病があります。玉ねぎの葉の途中の色が薄くなり、カビが生えて腐る病気です。予防にはジマンダイセンなどを1月に1回まくと効果的です。予防の甲斐なく、発病してしまった後の治療にはリドミルゴールドなどを使います。違う剤を交互に使うとより効果的ですが、含有成分を確認し、用法・用量・使用回数を厳守しましょう。
〜ソラマメ〜
そら豆の発芽適温は15〜20℃で、育苗は外でもOKです。水のやりすぎは豆が腐る原因になるので注意します。苗箱は深めもので土はたっぷり入れましょう。育苗中は株間を広めにとることで、苗がひょろひょろするのを防ぐことができます。背丈が低く、ずんぐりした苗の方が冬を超えやすいのです。 鳥取の場合、豆まきは10/10〜10/25の間に行います。育苗期間は約20日(本葉が2枚くらいになったら定植してOK)です。そら豆は育苗よりも植え替えのタイミングが重要です。ベストなタイミングで定植できるように、事前に畑の準備をしておきましょう。株間は40cmで一条植えがオススメです。 定植する場所は、水はけのよい場所、北西の風が直撃しない場所(北側に障害物 or 防風ネットを設置)、連作にならない場所を選びます。連作を避ける理由は、前年と同じに場所に植えると『嫌地現象』と言ってソラマメが育ちにくくなる成分をソラマメ自身が出すからです。不思議ですね。

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