愛菜館農園だより(2016年12月号)

愛菜館農園だより12月号
(2016年11月11日、25日(金)実施)

 11月からは、実習が隔週となりました。2週間に1回なので、野菜の生長に驚きます。11月の気温は平年よりも暖かかったそうで、ソラマメやタマネギが大きくなりすぎていて河嵜指導員は無事に越冬出来るのか心配していました。皆さんの畑はどうでしょうか。

2016年12月は9日(金)、22日(木)実技指導を実施します!!

※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。
〜ブロッコリー、キャベツ〜
大きなブロッコリーが出来ました。普段食べている部分は「花蕾(カライ)」といいます。漢字の通り、花のつぼみなので、黄色い小さな花が咲きます。収穫後も花を咲かせようとして養分を使うため、鮮度が落ちやすいので早めに調理して食べましょう。軽く茹でてから冷凍保存も可能です。 キャベツには「黒腐病」が出ていました。葉の先端からV字に黄色く枯れる病気です。外の葉で発病しても大きな問題にはなりませんが、中のキャベツに移ってしまうと腐る原因になるため、病気のある葉を見つけたら取り除いたり農薬での防除をしたり、対策をしましょう。 ブロッコリーの葉を食べているヨトウムシです。生まれたてのヨトウムシは体長約5ミリで黄緑色の小さな幼虫ですが、成長すると写真のように体長約5センチで茶色になります。老齢幼虫になるほど農薬の効き目が悪くなる傾向にあるため、茶色のヨトウは農薬よりも捕殺が効果的です!
〜ジャガイモ・サトイモ〜
秋ジャガイモをひっそりと栽培中です。この写真は11月中旬に撮影したものですが、収穫間近のジャガイモにしては葉が青々としていて「樹ボケの状態で芋がついて無いのでは…?」と心配しています。秋ジャガイモの葉が枯れたら収穫の合図です。 ジャガイモは種芋から芽が出て、地下に伸びた茎からイモが出来ます。サツマイモは茎から伸びた根が太ってイモになります。
サトイモは根が太るのではなく、親イモから子イモが出てきて、更に子イモから孫イモが出てきます。イモの種類によってなり方が違って面白いですね。
【豆知識】家庭菜園でもよく栽培されるイモ類の中で、寒さに強いのは…\1位ジャガイモ/、\2位サトイモ/、\3位サツマイモ/です。
秋ジャガイモは夏に植え付けし、11〜12月(霜が降りる前)に収穫出来るほど寒さに強い野菜です。反対に、サツマイモは寒さに遭うと先端から腐ってしまうほど寒さは大敵です。
〜白ねぎ〜
白ネギの生長サイクルは、土寄せの後、縦に伸びて横に太ります。白ネギが細い場合は、土寄せを控えると太くなります。太さはあるけど短いという場合は、土寄せの間隔を短くすると長さが出ますよ。土寄せの時に追肥を一緒にすると更に効果的です。 鳥取県は意外にも降雪量が多い県です。雪が積もる前にしておきたいのが、紐を張ってネギが雪の重さで折れないように保護することです。更に、紐の中央を結んで幅を狭くすることで強度が増します。雪が降りそうになったら幅を狭くして雪に備えましょう。 【豆知識】白ネギは気温が下がって雪が降ると甘さが増すのですが、なぜだかご存知でしょうか。答えは、氷点下の気温や雪の寒さで白ネギ自身が凍ってしまわないように糖分を増やすからです。糖分の割合が増えると凍りにくくなるそうです。
〜ソラマメ・タマネギ〜
11月初旬に定植してから1週間経ったタマネギの苗です。活着してシャンと立ち上がっています。露地栽培で厄介なのは雑草ですが、タマネギ栽培で使用して良い除草剤は「トレファノサイド」や「ゴーゴーサン」です。定植の直後ではなく、写真のように葉が立った後に使用することで枯れるリスクが減ります。 ソラマメは予想以上の生長具合で大きくなりました。種まきと定植が早かったせいか、11月中旬にしては大きすぎて冬を無事に越せるか心配になるサイズのようです。また、アブラムシにも要注意です。アブラムシは生長点の若い芽が大好物なので、早い段階から「アドマイヤー」や「モスピラン」で防除しましょう。 愛菜館農園で夏から秋にかけてたくさんのナスを実らせて、役割を終えたナスの木ですが、11月に入っても片付けないでそのままです。隣で栽培中のタマネギやソラマメの風除けとして再利用中です。防風ネットを買わなくても、野菜の枯れた木で代用も出来るのでオススメですよ。

≪前月    2017年1月号≫

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