愛菜館農園だより(2018年9月2号)

愛菜館農園だより9月2号
(2018年9月14日・21日実施)

お彼岸を過ぎ、朝晩が肌寒くなってきました。日中との寒暖差が大きい時期です。体調管理に注意しましょう。
愛菜館農園では、ブロッコリーやキャベツ、ダイコンなどの冬や春に収穫を迎える野菜を育てています。実技指導の合間に野菜の様子を見ていますが、その度に大きく育っていることを実感します。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2018年9月は28日、10月は5日・12日・19日・26日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

野菜の管理について
ブロッコリーやキャベツの追肥、土寄せは畑に植えてから2週間後が1回目の目安、1ヵ月後が2回目の目安になります。追肥は土寄せの前に済ませておきましょう。肥料は速効性のある「ダブルクイック」や、「燐硝安加利S604」がおすすめです。三角クワを使うと土寄せがスムーズに進みます。 農園のサツマイモは盆以降の長雨で葉の色が濃くなってしまいました。サツマイモは収穫前の1ヶ月は色が落ちていくのが理想的です。味が悪くなる原因になるため、収穫直前は色が落ちても追肥をしないようにしましょう。
この時期に警戒しなければならないのがヨトウです。特にナカジロシタバはサツマイモの葉が好物で、2〜3日で葉を食べつくしてしまうこともあります。
定植のときにブロッコリーの防除をしっかりしていましたが、虫に食べられた葉が出始めました。葉を食べている虫はハスモンヨトウです。背中に独特の模様があり、ブロッコリーだけではなくサツマイモやサトイモなど色々な野菜に寄生します。
病害虫の種類と駆除方法(座学)
14日は農園実習に引き続き、秋冬野菜に発生する害虫と病気、農薬についての説明が行われました。愛菜館農園でも栽培しているアブラナ科の野菜やタマネギに被害をもたらす害虫や病気を紹介します。 カブラハバチは新葉に卵を産み付ける習性があるため、放置したままだと葉が穴だらけになってしまいます。播種・定植時に「プリロッソ粒剤」を散布するのが効果的です。
キスジノミハムシの幼虫はダイコンの根を食べます。播種・定植をする前の「フォース粒剤」を使った防除が有効です。
白菜やタマネギに多く発病する病気に「軟腐病」があります。ベト病や白斑病がカビによって発生するのに対し、「軟腐病」は細菌感染によって発生します。作物や雑草等の根に寄生し、傷の入った株や肥料過多の株に発病しやすいという特徴があります。
タマネギの種まき
愛菜館農園ではセルトレイを使ってタマネギを種から育てています。種から育てるのもコツさえ覚えれば難しくありません。
種まきの目安となる時期は秋のお彼岸の頃です。早く種をまいてしまうとトウ立ちの原因になります。トウ立ちとは、花の芽ができ、それが伸長してタマネギの中心が硬くなることをいいます。農園で育てるのは、ソニックという早生の品種です。貯蔵には向いていませんがトウ立ちしにくいという特徴があります。
苗作りには288穴のセルトレイを使いましょう。タマネギの種は1つの穴に1粒だけまくため、根が広がりません。穴が大きいものは定植時に土がセルトレイに残ってしまいます。
穴が小さいものは途中で養分を使いきってしまいます。育苗に使う土は、白ネギ育苗用の培土「ガッチリくん」が適しています。
種をまいた直後は水をしっかりかけましょう。セルトレイをめくって穴から見える土の色が変わるくらいが目安です。特に、「ガッチリくん」は水をはじくため何回も水をかけることが必要です。
芽が出るまでは日陰においておきましょう。発芽に適した温度は15〜20度です。30度を超えると発芽しなくなるので、セルトレイにビニールシートをかけてはいけません。

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