愛菜館農園だより(2018年12月号)

愛菜館農園だより12月号
(2018年11月16日・11月30日・12月14日実施)

3月に農園だよりを再開してから9か月が経ちました。早いもので2018年も終わろうとしています。今年は天候に恵まれず、7月の西日本豪雨をはじめ、記録的な猛暑、秋の長雨や台風など農産物の生育に悪影響をもたらす災害が相次いだ1年でした。2019年は大きな気象災害がなく、農産物が順調に育ってほしいですね。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年は1月11日、1月25日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

野菜の管理
愛菜館農園では「三太郎」という品種のミニダイコンを栽培しています。種をまいてから2か月ほどで収穫できますが、スが入りにくい品種なので、一度に全部収穫せず、間引きをするように収穫すると、複数回に分けて収穫ができます。 アブラナ科の野菜に起こりやすいのがホウ素の欠乏です。ホウ素が欠乏したダイコンは表面がただれる、中が紫色に変色するという特徴があります。アブラナ科の野菜作りでは、ホウ素の欠乏を防ぐために野菜美人などのホウ素入り肥料が欠かせません。 タマネギの苗の中に、先端が白くなって枯れてきているものがありました。雨が続く、寒暖差が激しいなど不安定な天気が続いたときに起こりやすい症状です。このようになった苗は病気の可能性があるので、薬剤(プロポーズ顆粒水和剤など)の散布が必要です。
アスパラガスの管理
アスパラガスは9月頃に収穫期が終わります。収穫期が終わってからも茎枯れ病を起こしていない茎はそのままにしておきましょう。収穫期が終わったアスパラガスは茎の養分が根に蓄えられます。茎が黄色くなってから茎を切り取りましょう。 茎を切るときは、表面から1cmくらいの高さで切るようにしましょう。表面と同じ高さで切ると、病原菌が入りやすくなります。切り取った茎は茎枯れ病などの発生源になってしまうため、必ず畑から取り除きましょう。 茎を切ったら切り口や周辺の土・雑草を焼いて消毒をします。茎枯れ病の病原菌を焼き払うだけではなく、雑草も生えにくくなります。なお、切り口を焼いても根が焼けたり傷んだりすることはありません。切り口を焼くのに火炎放射器を使いますが、カセットコンロ用のボンベでも代用できます。
雪害対策について
2011年撮影
12月14日の農園実習では、ハウスの雪害対策やトンネルの設置方法について勉強会を行いました。 ハウスは雪の重さに弱いため、大雪になると壊れてしまうことあります。写真のように筋交いで補強したり、ハウスの中に支柱を立てたりするなどの対策が必要です。 露地栽培をしている作物を雪害や低温から守るために有効なのが、トンネルの設置です。冬場のトンネル設置では、次のポイントに注意しましょう。
@強度が必要なので、支柱を立てる間隔を狭くする(40〜60cm程度)
A両端に杭を立て、ビニールを杭で縛る
Bビニールの固定には支柱かハウス用バンドを使う。(ハウス用バンドのほうがより頑丈になる)
講習に続いて、JAグリーンで取り扱うハウスヒーターや融雪資材の紹介が行われました。放射冷却によってハウスの中の温度が気温を下回り、ハウスの中の作物に霜が降りることがありますが、ハウス用ヒーターを使うとハウスの中の暖かさをキープすることができます。

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