愛菜館農園だより(2019年2月号)

愛菜館農園だより2月号
(2019年2月8日・2月22日実施)

2月も暖かい日が続きました。1月号でも触れたとおり、玉ねぎは冬の生育が進むとトウ立ちが起こりやすくなります。愛菜館農園の玉ねぎもトウ立ちするものが出てきそうです。そんななか、愛菜館農園では毎年恒例の白ネギ作りが今年も始まりました。昨年は大雨や猛暑を乗り越え、無事に収穫できましたが、今年はどうなるでしょうか?今後の生育が楽しみです。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年は3月8日、3月22日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

勉強会(肥料の基礎知識)
2月8日の愛菜館農園は、フラワーガーデンで肥料の基礎知識を学ぶ勉強会を行いました。予想をはるかに上回る50人以上の方が参加され、用意していた席が足りなくなるほどでした。
農園だよりでは、勉強会の中から特に重要なポイントを紹介します。
肥料を使って植物に与えなければならない要素のうち、特に主要となるのが、窒素(N)・リン酸(P)・加里(K)の3つです。この3要素だけではなく、カルシウム(Ca)や苦土(Mg)、硫黄(S)といった多量要素、ホウ素(B)やマンガン(Mn)などの微量要素も肥料を使って植物に与えることが必要です。 肥料袋に3つの数字が書いてあるものがあります。この数字は、窒素・リン酸・加里の濃度を表しています。野菜作りでよく使われる「グリーン有機8-8-8」の「8-8-8」は、窒素・リン酸・加里の濃度がそれぞれ8%であることを表しています。 主な肥料の窒素・リン酸・加里の割合は表のとおりです。
肥料は化成肥料と有機質肥料に大別されます。化成肥料は、成分量が決まっているため施用量が調整しやすいですが、やりすぎると濃度障害になりやすいという欠点があります。有機質肥料は、土壌が酸性化しにくく、作物の食味や品質を向上させますが、成分にばらつきがあります。 肥料はやりすぎても取り除くことはできません。少なめにまいてから調整することが必要です。追肥の後で土寄せをすると肥料の効果が出やすくなりますが、根が弱っているときは追肥ではなく、茎や葉に液肥を散布しましょう。代表的な液肥の銘柄には「メリット」があります。 肥料は水に溶けやすいものが多いため、雨で養分が流れてしまうことがあります。特に砂地では肥料の養分が流れやすいため、こまめに追肥をしたり、水に溶けにくい肥料を使ったりすることが必要です。また、マルチ栽培では肥料の効きが緩やかなものがおすすめです。
白ネギの播種
白ネギの苗はあまり販売されていないため、種から育てるのが一般的です。白ネギの育苗では、専用のペーパーポットやチェーンポット、セルトレイが使われますが、今回は200穴のセルトレイを使って苗を作ります。また、育苗培土には白ネギ専用の土を使います。セルトレイ用の土と比べて肥料分の効きが長く、水はけがよいという特徴があります。 白ネギの種は黒く小さいため、種をまきやすいようにコーティングがされています。育苗のときは1つの穴に種を4粒植えます。畑に植え替えると、ネギの生長につれて横に広がっていくので、「1つの穴に1粒」でなくてもよいのです。セルトレイから畑に植え替える時は10〜12cm間隔(1本あたり2.5〜3cm)で植えるのが一般的です。 白ネギは種をまいてから芽が出るまでに2〜3週間かかります。白ネギは芽の先端が折れ曲がった状態で発芽し、成長につれて先端がはね上がります。このころまではこまめに水をやる必要があります。白ネギは暑さに弱く、30度を超えると発芽しなくなります。ハウスやトンネルの中で育てるときは、温度管理に注意しましょう。

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