愛菜館農園だより(2019年6月号)

愛菜館農園だより6月号
(2019年6月7日・14日実施)

6月に入り、鳥取でも曇りや雨の日が多くなりましたが、中国地方はなかなか梅雨に入りません。降水量が少ないことに加え、今年の冬は雪がほとんど降らなかったので、野菜や米が生育不良にならないか、水不足にならないかが心配です。「恵みの雨」が待ち遠しいですね。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年6月28日、7月は5日・12日・19日・26日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

オクラの栽培(勉強会)
6月7日の愛菜館農園では、オクラの栽培について勉強会を行いました。オクラはさやの形が五角形の品種と丸い品種が一般的です。初夏採りの野菜を収穫し、秋冬野菜の栽培を始めるまでの短い期間でも育てることができる作物ですが、収穫できる期間が短く、とり遅れるとさやが硬くなります。 オクラは野菜のなかでも高温の環境を好む作物です。早い時期に種をまくと、夜間の温度の低さで生育不良が起こりやすくなります。また、オクラは生長が遅く、播種から発芽までに1ヶ月近くかかることもあります。水に弱い作物なので、水のやりすぎには注意しましょう。 種は1か所に4〜5粒程度播きます。株の生育を抑えるため、苗の間引きは1か所に3本ほど残すようにしましょう。他の野菜のように1本だけにすると背丈を越えるほどの大きさになります。花が咲いたら、花の位置から1枚下の葉を残し、それより下の葉は摘み取るようにします。
出穂期のトウモロコシの管理
雄穂の出穂後、しばらく経ってから雌穂が出穂します。雌穂は他の株の花粉を受粉することで実を作ります。また、トウモロコシは乾燥に強い作物ですが、出穂期は水が欠かせません。雨が少ないときは水やりをしましょう。この時期に水が足りないと実の入りが悪くなります。 根元から株が分けつしています。分けつした株は間引かずに残しておきましょう。株が根元から倒れにくくなるうえ、分けつした株の雄穂の花粉を親株の雌穂が受粉することもあるからです。なお、分けつした株では雄穂の中に実が付くことがあります。これは両性花といい、病気ではありません。 トウモロコシを育てるときに注意しないといけない害虫がアワノメイガです。アワノメイガは株の中に潜り込んで茎を食べます。防除には、「プレバソンフロアブル」が有効です。雄穂が出穂した頃が防除の目安です。株全体にかけるようにしましょう。ネットをかけるなど鳥獣害対策も必要です。
白ネギの土寄せ
土寄せは白ネギの栽培で欠かせない作業です。白ネギの両サイドに土を盛り、横から見たときにM字型になるように土を寄せます。葉が枯れて株が弱る原因になるので、葉の付け根を埋めないようにしましょう。なお、株の際まで耕すと根が傷むので、株の左右30〜35cmは収穫まで一切耕してはいけません。 ネギの葉のなかに色が薄い箇所があります。これは、スリップスという害虫に汁を吸われた痕です。スリップスの体長は1〜2mmで、雨が降らない時期に発生します。病気や生育不良の原因になるので、追肥のときに「ダントツ粒剤」を散布して防除しましょう。併せて、軟腐病を抑える「オリゼメイト粒剤」も散布しましょう。 追肥は土寄せの前に済ませておきます。肥料は緩効性の「野菜美人」や「グリーン有機(8-8-8)」を与えましょう。7月に入ったら追肥をせず、梅雨明けまでに肥料分を切らしておきます。なお、梅雨明けから8月下旬までは土寄せをしてはいけません。この時期に土寄せや追肥をすると軟腐病の原因になります。

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