愛菜館農園だより(2019年7月1号)

愛菜館農園だより7月1号
(2019年6月21日・28日・7月5日実施)

梅雨に入り、農園ではナスやトウモロコシなど夏野菜の収穫がはじまりました。トマトを育てているハウスには高温対策として寒冷紗がかかり、夏に向けての準備が整いました。また、3月に植えたジャガイモは雨の影響で日に当たった芋もありましたが、無事に収穫を迎えることができました。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年7月は12日・19日・26日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

ジャガイモの収穫
発芽から2か月半ほどで、茎が枯れだし、でんぷんなどの養分が茎から芋に移っていきます。茎が枯れてきたら収穫の合図です。ジャガイモは気温が高くなると生育が止まりますが、気温差が大きいと部分的な肥大が起こります。 雨で土が流れると、芋がむき出しになることがあります。芋が日に当たると、毒素が発生して食べられなくなる上、写真のように変色してしまいます。こうならないように十分な土寄せをしましょう。収穫間際に晴れが続いたときは、1回の雨で土が大量に流れるため特に注意が必要です。 収穫は1日以上晴れが続いた日が理想的です。雨の日や雨が降った後に収穫すると日持ちしにくくなります。収穫後の畑で注意しないといけないのが疫病や害虫です。ジャガイモにすみついていた病原菌や害虫はトマトやナスなど、ナス科の野菜に移りやすいので、収穫したら茎を片付けて疫病対策をしましょう。
ナスの管理
ナスの生育には、水、肥料、日光が必要です。ナスは水分を好むので、水はけのよくない場所で育てたり、水分を嫌う作物から離し、水を多く与えたりすることが必要です。また、肥料分が少ないと生育不良が起こりやすいので、15日から20日おきに定期的に「グリーン有機8-8-8」や「野菜美人」などの肥料を与えましょう。 6月後半からナスの実ができ始めます。この時期は、食べられそうな大きさになったら小ぶりでも収穫しましょう。実を残しておくと株にとってストレスになり、生育にも影響が出ます。また、水分が足りないと、表面が硬い「石ナス」ができることがあります。味は悪く、放置しても大きくなりません。見つけたら取り除きましょう。 ナスの新芽や花を作るのに、日光が欠かせません。枝が密集していると光が当たりにくくなり、収量にも影響します。枝を広げて光を当たりやすくする必要があります。伸ばしたい枝に対して支柱を立て、ナスの枝を支柱に誘引させましょう。光が当たるようになると、1株あたりの収量も多くなります。
野菜の管理
気温が30度を超えると、高温障害が起こり、葉ネギやニンジンは発芽しなくなります。寒冷紗や不織布を活用して、暑さ対策をしましょう。ハウス栽培や露地栽培では、白やシルバーの寒冷紗(遮光率20%から40%)が使われます。また、苗の栽培には土の乾燥を防ぐ不織布(遮光率約10%)が使われます。 カボチャの葉に白い斑点があります。これをうどんこ病といい、ウリ科の野菜で多く見られます。うどんこ病はかびの一種ですが、トンネルやハウスの中など乾いているところに出やすいという特徴があります。炭素病と異なり実に影響をもたらしませんが、ナスに感染するとヘタが白くなります。 アスパラガスは雨などで茎が濡れると茎枯れ病が起こりやすくなります。茎枯れ病になった茎は切り捨てましょう。なお、8月中旬(盆頃)までは新しい茎を立てることができます。茎は水に弱いものの、根や芽には水分が必要です。株元の土に水をやり、茎には水をかけないようにしましょう。

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