愛菜館農園だより(2019年10月号)

愛菜館農園だより10月号
(2019年9月27日・10月4日・11日実施)

左の写真はタマネギの苗です。セルトレイで育てているタマネギの苗は、種を播いてから1週間ほどで芽が出始め、2週間で子葉が出揃いました。子葉が出揃ったら水やりは土が乾いたときにする程度で十分です。水のやりすぎには注意しましょう。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年10月は25日、11月は1日・15日・29日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

サツマイモの収穫
愛菜館農園のサツマイモの葉は収穫当日も青々としていました。本来は収穫の1か月前から、サツマイモの葉は色が落ちていくのが理想的です。葉の色が落ちると、葉にあった糖分が芋に移っていきます。お盆明けからは追肥をしないようにしましょう。また、この頃になると、ナカジロシタバという蛾の幼虫に葉を食べられる被害も出てきます。 苗を植えてから収穫までにかかる期間の目安は、紅あずまだと4か月、金時だと4か月半です。収穫できる期間に入ったら試し掘りをしてみましょう。芋を掘るのは晴天が続き、土が乾いているときが最適です。掘らずに置いておくと芋は大きくなりますが、紅あずまは表面がでこぼこになりやすいので注意しましょう。 収穫したサツマイモは、日光に半日から1日当てて表面を乾かします。日光に当てることで皮が硬くなり、芋が痛みにくくなります。芋に付いた土は、出荷や食べる直前まで落とさず、表面を乾かしたときは、はたく程度にします。なお、収穫直後の芋は甘みがなく、甘みが出るまでに1か月ほどかかります。
ソラマメの芽だし
ソラマメの種を播く目安は、10月10日から20日頃です。ソラマメはポットや野菜用の苗箱で芽だしをしてから畑に植え替えます。芽だしをするときの土は畑の土で十分ですが、水気に弱いので水はけのよい土を使いましょう。なお、畑に直播きするのは、生育不良が起こりやすいのでおすすめしません。 ソラマメは側面に「お歯黒」という溝があります。販売されている種は、表面がコーティングされていますが、種の膨らんでいる部分の側面に溝が残っています。「お歯黒」の溝を斜め下に向けて上からさすように植えましょう。このときの深さは種が隠れる程度でかまいません。水やりも土が乾いたらかける程度で十分です。 種を播いてから芽が出るまでに10日程度かかります。子葉が開いたら畑に植え替えましょう。植え替えの目安は芽が出てから3,4日後です。畑に植え替えるまでの期間が短いので、あらかじめ畑の準備をしておきましょう。このときに肥料はやりすぎないようにしましょう。植え替えが遅れたり肥料分が多かったりすると、苗が寒さに弱くなります。
肥料の勉強会
9月27日の愛菜館農園では、全農の肥料担当者の方と「畑のカルシウム」や「石灰窒素」を製造する業者の方を講師に肥料の勉強会を行いました。農園だよりでは勉強会の中から特に重要なポイントをご紹介します。 肥料には元肥に適したものと追肥に適したものがあります。「ほう素入り野菜美人」や「マルチサポート1号」はどちらの用途でも使えます。肥効の長い「28苦土重焼燐」や「スーパーIB S222」は元肥に適しています。追肥に適した肥料には「ダブルクイックNN660」や「硝加安NK808」があり、いずれも窒素の割合が高い速効性肥料です。 石灰は酸性の土壌を矯正します。写真左の石灰窒素は定植や播種の2週間前までに散布します。窒素とカルシウムの補給だけではなく、雑草や害虫の被害を抑える効果もあります。写真右は「セルカ2号」という有機石灰で、マグネシウムや微量要素が含まれています。散布しても土が固くならず、定植直前でも散布ができます。

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