愛菜館農園だより(2019年11月1号)

愛菜館農園だより11月1号
(2019年10月11日・18日・25日実施)

10月12日から13日にかけて日本列島を襲った台風19号は、東日本に甚大な被害をもたらしました。鳥取では大雨による被害は少なかったものの、暴風が吹き荒れ、鳥取市内では広い範囲で停電が起こりました。野菜の塩害もいなば管内沿岸部を中心に相次ぎ、愛菜館農園でもダイコンの葉が痛んでいました。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2019年11月は15日・29日(金)に実技指導を実施します!!
※通常毎週金曜日(冬場は1週間おき)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

野菜の管理
雨の日が続いたり、通路に水が溜まったりすると湿害が起こります。湿害にあった苗は、下の葉が黄色くなるといった特徴があります。湿害にあった苗は根が弱っているため、「メリット(赤)」でリン酸を与え、根に勢いを付けることが必要です。このときの散布の間隔は3〜5日に1回、回数は3回程度です。 塩害によって葉が傷んだら、傷んだ葉から病気が入らないようにすることと、新しい葉を出すことが欠かせません。「ダコニール1000」などの殺菌剤に加え、500倍に希釈した「メリット(青)」の葉面散布を行いましょう。散布は雨が降った後で行うか、水をかけて葉の塩分を落としてからにしましょう。 ダイコンの「対病総太り」や「三太郎」を狭い間隔で播くと、収穫できるサイズまで生長したら間引きを兼ねた収穫ができます。ダイコンでも、葉の付け根が折れたり傷が入ったりすると、そこから細菌が入り、軟腐病が起こることがあります。
10月頃の白ネギの土寄せは月1回のペースで行います。このとき、「いなば有機 (8-8-8)」や「野菜美人」の追肥もしましょう。少雨の年や、雨が降っても色が薄いとき、肥料の効果が少ないときは「ダブルクイック」などの水に溶けやすい即効性肥料を使いますが、雨の多い年は養分が流れやすいので注意しましょう。 直播をした野菜は、本葉が発生した頃や雑草が生え始める頃に、条間を耕す「中耕」をしましょう。表面の土を柔らかくすることによって、根が酸素や水分・肥料分を吸収しやすくなり、根張りもよくなります。また、雑草の発生を防ぐ効果もあります。中耕には中耕機(写真)や三角鍬を使います。 表皮だけ残ったハクサイやキャベツの葉の裏には、ハスモンヨトウの群れがいます。食べられた葉を取り除き、残った葉の下側からアファームやプリロッソなどの農薬をかけましょう。アオムシアブラナ科の野菜しか食べませんが、ハスモンヨトウはネギやダイコンの葉も食べます。
ソラマメの苗の管理
農園のソラマメは播種から2週間が経ち、畑に植え替えが必要な大きさまで成長しました。一方で、芽が出ずに種が腐ってしまったものもありました。ソラマメは水を嫌うため、水をやりすぎると芽が出ず種が腐ってしまうこともあります。また、酸性の土に弱いため、土作りのときに石灰を入れて土壌の酸性度を弱めないといけません。 病害虫で特に注意しないといけないのが、アブラムシです。アブラムシは成長を阻害するウイルス病を媒介します。アブラムシの群れは春先からだけではなく年内もソラマメに寄り付きます。アブラムシの被害を防ぐために、播種時または定植時の「アドマイヤー粒剤」の散布が必要です。 ソラマメで注意が必要な病気のうち、特に発生しやすいものに、「赤色斑点病」があります。「赤色斑点病」になったソラマメの葉は赤褐色の斑点とへこみが生じます。予防のために「ロブラール水和剤」や「カンタスドライフロアブル」の散布をしましょう。

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