愛菜館農園だより(2020年1月号)

愛菜館農園だより1月号
(2020年1月10日・1月24日実施)

今年は山地でも雪が積もらず、気温の高い日が続いています。野菜が寒さに慣れていないため、気温が氷点下になると野菜が凍る恐れがあります。気温が大きく下がりそうなときは、トンネルを作る、不織布をかけるなどの防寒対策が必要です。
今回も皆様に興味を持っていただけるような営農指導の様子をご紹介します!

2020年2月は7日(金)にウリ科の野菜の勉強会、21日(金)に実技指導を実施します!!
※隔週金曜日(夏場は毎週金曜日)午前9時よりJAの専門営農指導員が丁寧に指導しています。お気軽に覗いてみて下さい。

ナス科の野菜について (勉強会)
1月10日の愛菜館農園はナス科の野菜の勉強会でした。ナス科の野菜は、播種から定植までの期間が3〜4か月間と長く、温度が低いと芽が出ないため、苗を買って育てるのが一般的です。トマトの苗は、花が通路側になるように植えると実の収穫がしやすくなるので、花や蕾の位置が確認できる苗を選びましょう。ナスやトマトの苗は根が深く伸びるので、高畦にしてから定植します。 ナス科の野菜は強い日射を好みますが、作物によって温度や湿度への耐性が異なります。ナスは乾燥に弱く、水気が欠かせませんが、トマトやジャガイモは水気を嫌います。トマトを露地栽培するときは、マルチをかけ、上にビニールを張りましょう。ピーマンやとうがらしは過湿も過乾燥も嫌います。栽培するときは高畦にしてマルチをかけましょう。 ナス科の野菜は1つの花におしべとめしべがあります。花が咲けば実ができますが、温度が低い、栄養分が少なくめしべが短い、光が弱いといった原因で実がつかなかったり、奇形果になったりします。トマトやナスでは、ホルモン剤の「トマトトーン」を使って着果を促すことがあります。写真の左側にある原液を使うときは50倍から100倍に希釈します。
ソラマメの管理・初夏採りブロッコリーの種播き
ソラマメは、2月下旬から3月上旬に摘心をしますが、記録的な暖冬で、1月下旬にもかかわらず摘心をする時期の大きさになっていました。摘心は親株の先端を手でちぎる作業です。はさみで摘心をすると刃に付いた汁で病気をうつす可能性があります。特に生育が遅い株や色付きが悪い株は病気の可能性があるため、最後に摘心をします。 愛菜館農園では今年も初夏採りブロッコリーの栽培が始まりました。今年は「ピクセル」という品種を栽培します。初夏採りのブロッコリーやキャベツは、1月下旬から2月初旬に種を播き、3月下旬に畑に定植します。初夏採りでは早生から中生の品種が多く、晩生のものはほとんどありません。品種を選ぶときは、種の袋を見て、初夏採りに適しているか確認しましょう。 ブロッコリーの育苗では、128穴のセルトレイを使いますが、初夏採りのブロッコリーでは96穴や72穴のセルトレイを使い、苗を大きくしてから定植することもあります。育苗用の培土では「与作」などセルトレイ用の土を使います。覆土と水遣りをしたらビニールをかぶせて、ハウスに入れたりトンネルをかけたりして発芽を促しましょう。

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