ハクサイ 



◆ ハクサイはお姫様!?
 同じアブラナ科でも、ブロッコリーやキャベツと比べると非常に根が弱い作物です。そのため、苗はあまり大きくせず、定植できる大きさになれば早めに植えた方が、活着は良いといえます。
 また、根の再生能力も低いので、土寄せなどで根を切らないように、土寄せ等の作業は注意をして行います。
◆ 天候不順な年はさらなる追肥も
 ハクサイの場合、定植して半月と1か月の頃の2回、追肥を行うというのが一般的です。
 しかし、ここ数年のように、秋に大雨が続くと、施した追肥も雨で流亡してしまい、結果として肥料不足になるというケースもよくあります。
 そのため、結球するまでに地表面が見えないぐらい外葉を大きく育てることを目指し、生育が悪く小ぶりであれば、3回目以降の追肥も検討をしてください。
 但し、追肥を行うのは結球するまでです。結球し始めてからも追肥をすると結球が悪くなる恐れがあるので注意してください。
◆ 肥料のやりすぎも禁物
 ハクサイを栽培していると、よく目にするのが生理障害です。
【ゴマ症】
 ハクサイの葉の主脈に多数の黒い斑点が見られる場合があります。原因はいくつかありますが、特に肥料のやりすぎによって発生が多くなります。
【心腐れ症状】
 球を割った時に、球内部の結球葉の先端または中心部が褐変・枯死をしている症状です。主因としてはカルシウム欠乏ですが、実際には肥料のやりすぎで、カルシウムの吸収が抑えられていることが多いです。
 そのため、実は、いずれの症状も、肥料のやりすぎで発生が助長されるので、適量に抑えることが大切です。
 

知っておきたい病害虫
 根こぶ病

【症 状】
 近年非常に発生が増えているのが、この根こぶ病です。
 キャベツやブロッコリー、ハクサイなどを栽培している時に、朝晩は元気なのに、日中になると萎えて元気がない。そのため、次第に生育も遅れて、十分な生育をせずに終わってしまう。この様な症状の株を抜いてみると、根にコブができてしまっています。
 根こぶ病と呼ばれる、カビの類による病気で、大根を除くアブラナ科野菜に発生することが知られています。
【主な対策】
アブラナ科の野菜を連作しない。
石灰を十分に投入する。
高ウネにするなど排水を良くする。
高温期を避け播種時期をずらす。
ほ場準備時に薬剤を散布(ネビジン粉剤、ネビリュウ)。
 この病気は、1つの対策だけで効果がでることは少ないので、複数の対策を並行して行っていくことが大切です。

※適用内容は品目によって異なりますので、確認の上、使用して下さい。

ハローいなば2020年6月号4ページより掲載



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